こんにちは!上海在住20年、ワーママライターのもりむらきよかです。
日中ハーフの息子10歳は上海生まれ上海育ち。
インターナショナルスクールに通う小学4年生です。
今日は中国の子供のお誕生会についてお送りしたいと思います。
日本では、子供のお誕生日にお友達をおうちに招いてホームパーティーをすることがよくありますよね。
こちら中国でも同様で、息子も何度も同級生のお誕生パーティーに御呼ばれしたことがあります。
でも、さすがは子供を「宝宝(バオバオ)」と呼んでそれこそ宝のように大事にするお国。
子供たちが楽しむための工夫がたくさんの素敵なパーティーばかりでした。
もちろん、お金のかけ方もけた違い(;^ω^)
子供のパーティーと侮るなかれ、驚きの中国お誕生会のお話、お楽しみください!
- お誕生会もコロナで自粛が続いていたけど・・・
- 何人でもウェルカム!イベント会場貸し切りで楽しむ中国式お誕生会
- 中国の子供のお誕生会はアクティビティー付きがデフォルト!
- 子供だけじゃない!親も楽しいお誕生パーティー?!
- 豪華なお誕生会、その参加費は・・・?
- 我が家のお誕生パーティーは・・・
お誕生会もコロナで自粛が続いていたけど・・・
コロナに始まりコロナに終わった2020年。
こちら中国でも年明けからずっと学校は休校となり、やっと学校が再開したのは6月になってから。
そのため、以前なら数か月に1度はお呼びがかかっていたクラスメートのお誕生会もしばらく自粛が続いていたのでした。
人々の活動も日常を取り戻し、いろいろなイベントが行われるようになってきた秋ごろから、またお誕生会が開かれるようになってきました。
日本をはじめ世界的にはまだまだ自粛が続いていると思います。
こういうところを見ても、中国の強硬的な対策というのは今回に限っては正しかったのではないか。日本ももっと厳しい対策をすべきなのではないか・・と思ってしまいます。
何人でもウェルカム!イベント会場貸し切りで楽しむ中国式お誕生会
子供のころ、
「お母さんお願い!お誕生会もう一人お友達呼んでいい??」
「駄目よ!お友達は3人まで!」
なんて会話を交わしたことのある方もおおいのでは?
お誕生会に呼べるお友達の人数は限られているからこそ、招待するメンバー選定には頭を悩ませたものです。
でもこちら中国では、そんな悩みは不要。
パーティー会場は狭い我が家・・・ではなく、ひろーいイベント会場貸し切りが当たり前なのです。
招待の仕方も大胆かつシンプル!
クラスメイトの親のグループチャットに日時と場所を連絡してクラス全員ご招待!
参加できる人がそこに次々と参加表明をしていくという形です。
息子のクラスは24人の生徒がいるのですが、毎回ほとんどのお友達が参加しています。
お誕生会にお友達を20人以上招待するなんて、日本ではちょっと考えられないですよね(;^ω^)
中国の子供のお誕生会はアクティビティー付きがデフォルト!
私が子供のころのお誕生会と言えば、お友達と一緒にお母さんが作ったトリからやらスパゲティーやらのパーティーメニューを食べて、ケーキを食べて、ハッピーバースデーの歌を歌って、プレゼントをもらって、、、あとはいつもと同じようにお絵かきしたり外で遊んだり、という感じでした。
でもこちら中国のお誕生会では、飲んで食べておしゃべりして、そのほかに趣向を凝らしたアクティビティーも満載!
例えば、息子が参加した過去のお誕生会では・・
室内サバイバルゲームを楽しめたり・・
プロの画家さんを呼んで一人ひとり似顔絵プレゼントがあったり・・
なんと室内スキー体験まで(笑)
なんて至れり尽くせりなのでしょうか。
子供たちは夢中で楽しんでいたのは言うまでもありません!
子供だけじゃない!親も楽しいお誕生パーティー?!
中国のお誕生会では子供だけではなく親も一緒に参加するのが一般的。
子供たちがアクティビティーを楽しんでいる間、親たちはシャンパンで乾杯♪なんてこともよくあります(笑)
実はこれが、とても貴重な情報交換の場になってたりするんですね。
私もこういう場面で、他の親たちの学校に対する本音が聞けたり、評判の塾やためになる本の情報など、たくさん教えてもらっています。
子供たちのことはパーティー会場のスタッフがみてくれているので親たちは安心して、普段なかなか話せない本音トークと情報交換を楽しんでいるのです(笑)
豪華なお誕生会、その参加費は・・・?
広い会場に豪華なケータリング、専用のスタッフに充実のアクティビティー。
これだけ充実したお誕生パーティー、参加費はさぞお高いのだろうとお思いの方も多いと思いますが・・・。
なんと、参加費は無料!!!ぜーーーーーんぶ主役の親の持ち出しです!!!
詳しい金額を聞いたことはありませんが、日本円で6桁は絶対行くでしょうね(^▽^;)
上海の物価を考えれば6桁中ごろまで行っちゃうんじゃないかな??
お誕生日はお祝いしてもらうもの、という感覚が強い日本人にとってはちょっと理解しがたいところもありますが、これにはある特殊な中国の文化がかかわっているかもしれません。
中国では、お誕生日の人が周りの人にご馳走したり贈り物をしたりして、これまで生きてこられたことへの感謝の気持ちを表す風習があります。
日本だと「主役」はおごってもらう側ですが、中国だと「ご馳走する側」なんですね。
そして中国はメンツの国。
招待する側がお客さんからお金をとるなんてことは、どんなに懐がさみしくてもとてもできることではない、というのが大半の中国人の意識なのではないでしょうか。
子供の成長を喜び周りに感謝を伝えるための(そしてちょっぴり見栄も張れる)お誕生パーティーは、親が費用を全部負担するのが当たり前!そういうことなのです。
我が家のお誕生パーティーは・・・
中国の子供たちの、すごいお誕生会をご紹介しました!
さて、我が家の場合ですが・・。
うちは「日本流」で通しています(;^ω^)
お誕生会のために毎年6桁も出費してたら破産です!!(笑)
まあ、それは冗談としても、同じお金を使うならもっと有意義に使いたいというのが本音。
それに、お誕生日はやはり、家族や本当に近しい人たちと子供の成長を心から喜びあえる日にしたい。
だからうちは、1歳の親戚お披露目パーティーを除いて9年連続、義理父母を招いて家でささやかなパーティーをしています。
息子が異議を唱えるまでは、このスタイルで通すつもりです!(笑)
大勢招いて豪華に過ごすお誕生日も、家族だけで暖かく過ごすお誕生日も、そこに大きな愛があれば、その子にとって一生の宝物となるでしょう。
子供の誕生を祝い、成長を喜ぶ親の気持ちは万国共通ですね。
息子の子育て問題。ご興味があればこちらもどうぞご覧ください↓