四十路を迎えて初めて訪れたあこがれのヨーロッパ。
息子がロンドンのサマースクールに行っている間のおひとり様時間をして、無謀にも挑戦した一人旅シリーズも終盤です。
イギリスロンドンを出発してフランスリヨン、シャモニー、スイス経由でストラスブールまでなんとかたどり着きました。
いよいよ一人旅最後の都市、パリ編をお届けします。
コロナは収束の兆しを見せず、閉塞感が世界を包んでいますが、きっともうすぐトンネルを抜けるはず!
またすぐに、世界中を旅できる日が戻ってくると信じましょう!
皆さんの妄想旅行のお手伝いができれば幸いです^^
- パリのお宿は素敵なアパルトマン
- 絶対に外せないルーブル美術館でまさかの事態?!
- 教科書で見た名画たちが勢揃いのオルセー美術館
- シテ島の2大スポット・ノートルダム寺院とサント・シャペル
- モネの睡蓮と言えばオランジュリー美術館
- コンコルド広場からシャンゼリゼ通りを望む
- けた違いの大きさにびっくり!エトワール凱旋門
- 最後はやはりここ、パリと言えばエッフェル塔でしょ!
パリのお宿は素敵なアパルトマン
ストラスブールから列車に揺られて、2時間ちょっと。最後の目的地パリに到着しました。
時刻はすでに19時近く。でもまだ全然暗くない!
でも、ストラスブールを歩き回って電車に揺られてきたので、体はへとへと。
なのですぐにお宿へ向かいました。
パリ東駅からバスに乗り換えて、5駅ほど。
初めての街、しかも外国でも迷わずに公共交通機関を利用できるのもグーグルマップ様様!
逆にスマホがない時代の旅はどれだけ不安だったことか・・。想像もできません。
パリでの滞在予定は2泊3日。お宿はこの旅で初めて、Airbnbで予約したアパルトマン、いわゆる民泊です!
異国の地で他人の家に泊まるというのは、初めちょっと不安もありましたが、
宿主さんは素敵なパリジェンヌで、メッセージのやり取りもスムーズで丁寧だったので安心できました。
この日は宿主さんは不在ということで、あらかじめ決められた場所で鍵を受け取り中へ。
留守中に家の中に入るというのは、いくら民泊と言えちょっとどきどきでしたが(笑)
共用スペースはちょっとした軽食や飲み物があったり、雑誌やカードゲームもあって宿主さんの心遣いが感じられました。
お部屋も清潔で寝具もピシッと新しく、気持ちよく過ごすことができました!
そしてこのおうちにはかわいいお留守番係がいました。
人懐っこくてすごくかわいかった~!!
でも、部屋の窓を開けているときに入ってきて、窓から外に出そうになった時にはあせった・・・。
無事でよかった!!^^;
素敵な高級ホテルもいいけど、旅先の地元の人たちの生活を垣間見れる民泊も素敵ですよね~~!
絶対に外せないルーブル美術館でまさかの事態?!
一夜明けてパリ観光の開始です!
初パリなので、 ど定番スポットにとにかく「行ってきた!」ってことが目的の、詰め込みまくりのスケジュールです。体力勝負!
まずは絶対外せないルーブル美術館へ。
開館前から長蛇の列!
でも私には秘策がありました。
パリ市内・近郊の主要ミュージアムに入り放題の「ミュージアムパス」なるものを入手すれば、特別レーンで入場できるという情報を、つい2週間前にパリを訪れていた友達から入手していたのです。
早速ミュージアムパス売場へ。
チケット売り場とは別に地下にありました。
この逆さピラミッドの奥のお土産屋さんのようなところでミュージアムパスが買えます。
早速購入して入口へもどり、ミュージアムパス専用のレーンを探すも・・見つからない!
係のおじさんにつたない英語で聞いてみたところ、
「数日前からミュージアムパス専用のレーンは廃止されて、パスを持っていても一般と同じレーンで並ぶ必要がある」
さらには
「今日はこの状態じゃ並んでいても入場できない可能性の方が高いよ」
と・・・ガーン・・
朝からギラギラ照り付ける炎天下のパリ。
そこで何時間も並んで結局入れなかった日には目も当てられない・・。
泣く泣くルーブルはあきらめることにしたのでした・・( ;∀;)
教科書で見た名画たちが勢揃いのオルセー美術館
しかし、ルーブル以外にもパリには素晴らしいミュージアムがたくさん!
せっかくミュージアムパスを買ったので回れるだけまわったるぞー!という意気込みで、次に向かったのは橋を渡ってすぐお向かいにあるオルセー美術館。
美しい吹き抜けのホールは駅舎だった時代の名残を存分に残しています。
このホール、小説『ダビンチコード』にも登場しますよね!
展示作品はまさに「教科書でみた!」のオンパレード!
これも!
これも!!
ゴッホ先生にも会えました!
絵からむんむんと迫ってくる圧が凄かった!(笑)
芸術に疎い私でも、教科書や広告なんかで目にしたことがある作品の本物にたくさん出会えて感動しっぱなしでした!
シテ島の2大スポット・ノートルダム寺院とサント・シャペル
次に訪れたのは、セーヌ川の中州の島、シテ島。
ここには、2019年4月に火災が発生して世界中が胸を痛めた、ノートルダム寺院があります。
火事の影響で立ち入り禁止になっていたため外観を拝むのみとなりました。
尖塔が焼け落ちる映像は本当にショッキングでしたが・・
石造りの部分は思ったより以前の姿と変わらず、美しく佇んでいました。
ノートルダム寺院のお姿を目に焼き付けて、次に向かったのはサント・シャペル。
ノートルダム火災以降、以前にもまして人気の観光スポットになっているそうです。
実はこのサントシャペルでもミュージアムパスが使用できます!
市内から近郊まで、様々な観光名所で使えるミュージアムパス、パリ観光の際はぜひ利用してみてください!
サント・シャペルはとても美しいステンドグラスで有名です。
礼拝堂に入ると、美しくそびえるステンドグラスに圧倒されます。
柱が細く、壁のほとんどがステンドグラスでおおわれているため、まるで万華鏡の中に入り込んだような美しさ。
幻想的な美しさに自然と厳かで神聖な気持になります。
心が洗われる時間でした。
モネの睡蓮と言えばオランジュリー美術館
ザ・パリを回る弾丸日程!まだまだ行きます!
中州のシテ島から右岸に戻って、次に音連れたのはオランジュリー美術館。
誰もが知っている、あの有名なモネの「睡蓮」を見ることができます。
円形のホール壁いっぱいに佇む「睡蓮」。
まずはその大きさに圧倒されます。
この部屋は「睡蓮」を最高の状態で鑑賞できるよう、自然光の取り入れ方や部屋の形などこだわりぬいて作られた特別な部屋なのだそう。
大きな天井窓から降り注ぐ自然光の下、本当に蓮の池が目の前に広がっているかのように静かな印象を与える「睡蓮」でした。
コンコルド広場からシャンゼリゼ通りを望む
モネの睡蓮を堪能してオランジュリー美術館を出ると、目の前に広がるコンコルド広場。
この日は40度近い気温と容赦なく照り付ける直射日光で、さすがに日光浴をしている人はいませんでしたが、観光客や、木陰でピクニックをする人などでにぎわっていました。
広場の中央には、空を突き刺すようにそびえ立つ塔が存在感を放っています。
実はこれ、「オベリスク」と呼ばれる古代エジプトのモニュメントで、ラムセス二世によって建てられたものを、19世紀に運んできたのだそう!
こんな巨大なものを古代につくったエジプトも、それをわざわざパリまで運んじゃったフランスも、すごすぎます(笑)
オベリスクの西側にはあの「シャンゼリゼ通り」、そしてその先には凱旋門が見えて感動的!
時間的に逆光になってしまったのが残念(;^ω^)
もともとは、凱旋門までシャンゼリゼ通りをお散歩・・という計画だったのですが、
灼熱地獄と朝から歩きまくった疲れでとても優雅にお散歩できる状態ではなく。
地下鉄を利用することにしました。
が、地下鉄の駅までたどり着くのに一苦労・・!
コンコルド広場からシャンゼリゼ通りなどの道が放射状に広がっているのですが、
それぞれがめちゃめちゃ幅広く、しかも信号があったりなかったり・・
通りの向こうにある地下鉄の入り口まで行きたいのに、車がひっきりなしに通っていて渡れない・・。
信号がないところは渡っちゃダメということなのかもしれないけど、信号のところまで行くにはグルーっと回って大げさじゃなく1kmくらい遠回りしないといけない・・。
何度かひかれそうになりながら這う這うの体で渡り切りました(-_-;)
けた違いの大きさにびっくり!エトワール凱旋門
地下鉄1号線で4駅 、凱旋門にたどり着きました。
感想は、とにかく、でかい。想像してたのの10倍くらいでかい!!!
21世紀のこの時代にみてもこれだけビックリするほどでかいのだから、200年以上前につくられた時には、人々の驚きと感動は半端なかったでしょうね。
これを作らせてしまった当時のナポレオンがどれだけ力を持っていたのかをうかがわせます。
実はこの凱旋門、上まで登ることができます!
ただし、登るには永遠に続くような螺旋階段を上らなくてはいけません・・。
凱旋門の高さは50m。約12階建てのビルに相当します。
しかも幅の狭い螺旋階段は人が一人通るのがやっと。後ろからどんどん人が上ってくるので途中で休むこともできません。
登り始めたら最後、屋上につくまで休むこともできない、正に地獄の螺旋階段でした・・(-_-;)
薄暗い螺旋階段を12階分登るという苦行のご褒美はこの素晴らしい眺め!
パリの街は凱旋門から放射線状に道が伸びていて、それが星のように見えるので「エトワール星)凱旋門」と呼ばれているのだそう。
通りによって街並みも微妙に変わっているのがわかります。
シャンゼリゼ通りはやはり一番幅広くて華やか!
凱旋門からエッフェル塔を眺めるなんて、パリのエッセンス濃すぎでしょう(笑)
東京のように無機質なビルばかりが立ち並ぶ街とは違って、パリは歴史と美意識の深さを感じる、まさに「花の都」なのでした。
最後はやはりここ、パリと言えばエッフェル塔でしょ!
凱旋門からパリの街並みを一望した時点で、時刻はもう夜の7時近く。
なかなか暗くならないので感覚がくるってしまいますが、かれこれ12時間近く歩きどおしということになります。
お昼もろくに食べていないのでお腹はペコペコ、足は棒のようで疲労困憊よれよれです。
でも、パリに来たらやはりここだけは外せない!
ということで、エッフェル塔まで気力で移動。
観光シーズンのため、エッフェル塔に登るには予約が必要。
しかも私がネットで確認した時点で、2か月先まで予約がいっぱいの状態だったので、上に登ることははなからあきらめていました。
なので麓からそのお姿を仰ぎ見。
これまたやはりデカい・・。
パリ万博で初めてこれを目にした日本人はさぞや驚いたことでしょうねぇ。
エッフェル塔の映え写真をとって、長ーいパリ観光の一日が終了。
この日の歩数と登った回数がえらいことになってました(笑)
これまで1番だった、ロサンゼルスユニバーサルスタジオを超えました!