コロナウイルスが地球規模で猛威をふるい続けています。
いまだ収束のめどは立たず、ほとんどの国がほぼ鎖国状態。
ここ中国でも外国人の入国は原則禁止されており、航空便も1国週1便など大幅にせいげんされています。
こんな状態では海外旅行など夢のまた夢・・。
私がコロナの引きこもりの間心の支えにしてきた、夏休みの日本・NZステイ計画もあえなく延期せざるを得ないのでした・・( ;∀;)
でも。明けない夜はない!!!
コロナが収束したら行きたいところ、やりたいことを妄想しながら、あと少しの我慢、頑張りましょう!
ということで、今日は2020年1月にコロナ前滑り込みセーフで行ってきたベトナム旅行のハノイ観光編をお送りいたします。
フーコック編やハノイレストラン編と一緒にお楽しみください!
ハノイ観光のポイント
ハノイ市の人口は約800万人。急激な経済発展に沸く大都市ですが、観光スポットは市内の狭い範囲にまとまっており、とても観光がしやすい街です。
ほとんど徒歩で移動可能ですが、タクシーやシクロと呼ばれる自転車タクシーが非常に安い値段で気軽に利用できるのでとても便利。
これからご紹介するスポットは、2日間の観光を想定し、効率的に回れるコース順にご紹介しますが、頑張れば1日で全部回ることも可能です。
スケジュールに合わせてあなたのペースでハノイ観光コースをお楽しみください♪
ハノイ観光おすすめコース 1日目
2日間で見どころ全てを回るハノイ観光。
1日目のコースは・・・
ホーチミン廟⇒タンロン遺跡⇒ドンスアン市場
市内中心部から少しだけ離れたホーチミン廟を出発点に、ハノイ市の北部の観光スポットを回るコースとなっています。
ハノイ観光おすすめコース1日目 ①ホーチミン廟
現在のベトナム建国の父、国の英雄と言われるホーチミンさんを記念して建てられた廟、つまりお墓です。
中にはなんと、腐敗防止処理されたホーチミンさん本人のご遺体がガラスケースの中に安置されており、それを拝むことができるのだそう。
・・だそう、と書いたのは、実は私はホーチミン廟に行けなかったのです・・。
と言いますのも、ホーチミン廟はあくまでお墓。観光スポットではないので入場できる時間がめちゃめちゃ短い。
私が行った1月には午前8時から11時までの3時間のみ開館しており、朝6時にはそのお姿を一目拝もうとする人々で行列ができている、という話を聞いてあきらめたのです。
早起きに自信のある方はぜひ行ってみてください。
旅の朝はついつい寝坊してしまいがちですが、ホーチミン廟を朝一のスケジュールに組み込めば、その日一日余裕をもって観光を楽しめますよ。
ちなみにホーチミンさん、漢字では胡志明(フージーミン)と書きます。
こういうところにも中国文化の大きな影響を感じますね。
■住所 :2 Hùng Vương, Điện Bàn, Ba Đình, Hà Nội 100000 ベトナム
■入場料:無料
■開館時間
・4月~10月:7:30~10:15
・11月~3月:8:00~11:00
※月、金休館
ハノイ観光おすすめコース1日目②タンロン遺跡
次の観光スポットはタンロン遺跡。
ホーチミン廟から徒歩10分ほどですので効率よく回ることができます。
タンロン遺跡は、11世紀から19世紀まで歴代の王朝が構えた城の遺跡です。
1つの遺跡で1000年にもわたる各王朝の特色を内在するものは非常に珍しく、2010年には「ハノイ‐タンロン王城遺跡中心地区」として世界遺産認定されました。
しかし、グエン王朝がフエに遷都する際にほとんどの建物をもっていってしまったため、当時からそのままの形で残っているものは多くありません。
そのため、タンロン遺跡の見どころはざっくり3つ。
15世紀に気づかれた「龍の階段」と「端門」、そして遷都後の19世紀にたてられた「正北門」です。
まずはこちらが龍の階段。
タンロン遺跡の中でも最も古い遺跡の一つですが、鮮やかなお花の装飾のせいか、あまり歴史の重みは感じません(笑)
龍は中国でも皇帝しか用いることができなかったモチーフだったそうで、その影響を感じます。
次の見どころは端門。
こちらも15世紀に築かれた、タンロン遺跡の最も古い建物の一つです。
黄色い壁の色など、やはり中国文化の濃い影響を感じます。
そして3つ目の見どころは正北門。
この門は前述の2つと違ってフエ遷都後の19世紀にたてられたものです。
しかし重厚感のあるがっしりとした外観が、歴史を感じさせます。
そしてこの門で注目すべきは、門にできた穴ぼこ。
これは、ベトナム占領をもくろんだフランス軍からの攻撃を受けた際にできたもの。
ベトナム側の抵抗もむなしく、その後フランスの占領下となり、第二次世界大戦中には日本の植民地になるなど、国難が続くのでした。
1000年にわたるベトナム王朝の繁栄と外国による占領という苦難の歴史を体感できるタンロン遺跡、必見のスポットです!
ハノイ観光おすすめコース1日目③ドンスアン市場
次なるおすすめスポットはドンスアン市場!
タンロン遺跡からは徒歩で20分ほど。途中にハノイで一番有名と言っても過言ではないフォーのお店「フォーザチュエン」や、絶品バインミー(ベトナムサンドイッチ)がいただける「バインミー25」などのお店があるので、休憩がてら寄るのもよいでしょう。
ハノイグルメについては↓こちらの記事ご参考くださいませ♪
ドンスアン市場は、日用品から食品、衣料品までありとあらゆるものが売られているベトナム屈指の規模を誇る市場です。
市場に続く道からすでにたくさんの露店が立っていました。
そして中は、、、人人人!!!!とにかくすごい人でごった返していました。
数m進むのもやっとというくらい。
色々なものが売っているけど、これではゆっくり品定めすることもできない・・^^;
結局息子が欲しがったベトナムの古い貨幣セット(真偽のほどは不明笑)を買っただけですぐ退散しました・・。
ここでゆっくり買い物をする、というのはちょっと厳しいかも・・。
でも、購買意欲にあふれた人々の活気を体験するだけでも一見の価値はあるかも(笑)
お土産などのお買い物ができるお店は、後程ご紹介しますね!
これにて1日目の旅程終了。
夜ご飯はちょっと贅沢にフランス料理などはいかがでしょう。
本格絶品料理が日本では考えられないリーズナブルな価格でいただけますよ!
ハノイ観光おすすめコース 2日
ハノイ観光2日目はこんなコースです。↓
ハノイ旧市街地⇒ハノイ大教会⇒ホアロー収容所⇒タンロン水上劇⇒ナイトマーケット
夜まで盛りだくさんの内容になっていますので、ところどころフォーやバーミヤン、スイーツなどでエネルギーチャージしながら楽しんでくださいね!
ハノイ観光おすすめコース2日目①ハノイ旧市街地
ハノイ観光2日目はハノイ旧市街地の散策からスタート。
経済発展を象徴する近代的なビルが並ぶ新市街地と打って変わって、
フランス統治時代のヨーロッパ風の建物が並ぶ旧市街地はのんびりと散策するのに最適です。
かわいいベトナム雑貨のお店を冷かしたり、おしゃれなカフェでベトナムコーヒーを飲んだり、ゆったりとノスタルジックな雰囲気を楽しみましょう。
歩道にせり出した「無理やりテラス席」もハノイ名物の一つ。
屋台でいただくローカルB級グルメも絶品ですよ!
ハノイ観光おすすめコース2日目②聖ヨセフ大聖堂(ハノイ大教会)
旧市街地をホアンキエム湖の方に南下して、湖沿いを行くと聖ヨセフ大聖堂があります。
120年以上の歴史を持つ建物で、今でも多くのカトリック教徒が心のよりどころとしている教会です。
ゴシック建築の荘厳な作りで、美しい左右対称のシルエットが特徴。
中に入ると見事なステンドグラスが・・・あるそうなのですが、私たちは外観のみ堪能して次なるスポットへ。
興味のある方は是非中も見学してみてくださいね!
ハノイ観光おすすめコース2日目③ホアロー収容所
次なる目的地はホアロー収容所。
聖ヨセフ大聖堂からは徒歩5分ほどの距離です。
こちらは観光スポットというのは不謹慎ですが、ベトナムをもっと深く理解するために是非訪れていただきたい場所。
19世紀末のフランス統治時代に、反体制のベトナム人政治犯を収容するためにつくられた監獄なのです。
レストランのような明るい入口とは打って変わって、中は薄暗く、拷問器具や懲罰房など、当時とらわれていた人たちの苦しみをひしひしと感じさせる展示で溢れていました。
本物のギロチンや、処刑の様子を写した写真など、かなりショッキングなものもあるので、行くかどうかは少し慎重に決定したほうが良いかも。
でも、私としてはいってよかったと思っています。
子供も、少し怖がっていましたが、彼なりに過去の歴史と真剣に向かい合っていたようです。
音声案内では日本語もあるので詳しく学ぶことができますよ。
ハノイ観光おすすめコース2日目④タンロン水上人形劇
次にご紹介するのはタンロン水上人形劇です。
1000年以上まえから、ベトナムの農村地帯に伝えられてきた伝統芸能で、キュートな難行の人間味あふれる動きや、花火や噴水などの驚きの仕掛けが魅力のスペクタクルショーです。
ハノイ観光人気ナンバーワンともいわれており、私が行った時も外国人観光客であふれていました。
細かいところまでよくできたお人形たちがまるで生きているかのようにかわいらしくくるくる動く様子は、言葉がわからなくても引き込まれます。
とにかくかわいいお人形たちと、歌い手や楽器奏者の素晴らしい生演奏にどんどん引き込まれます。
最後には人形を操っていた人たちも舞台に上がって大団円!
大きな拍手に包まれていました。
この人形劇、とても人気が高いのでチケットは前もって買っておいた方がベター。
私たちは午前中の旧市街地散策中に午後4時ごろのチケットをあらかじめ買っておきました。
上演時間は1時間ほど。
ハノイの街もゆっくりと夜のとばりが下りはじめ、次に向かうのは最後の観光スポット、ナイトマーケットです!
ハノイ観光おすすめコース2日目⑤ウィークエンドナイトマーケット
もしハノイ滞在が週末にかかるなら、是非ナイトマーケットに行ってみてください。
金~日の18時くらいから立つ夜市で、南国らしい開放的な雰囲気と人々の活気が味わえます。
市が立つのはホアンキム湖北端にあるドンキンギアトゥック広場から北に延びる道。
赤々とまぶしい電球にてらされて、様々なものが驚くべき安さで売られています。
ブランド物のロゴもちらほら見えますが、まあほぼ100%ニセモノでしょう(笑)
値段交渉も可能なので、交渉の腕によってはかなりお買い得に欲しいものをゲットできるかも!
品揃えや品数の多さもさることながら、驚くべきは人の多さ!!(笑)
もうとにかく人人人。すれ違うのもやっと。
そんなところにまた、バイクが無理やり通ろうとするものだから、もうカオス笑笑
まあでも、この雑多な感じがまた、東南アジアを感じさせてくれていいのですが。
路地裏では、ベトナムらしい姿の売り子さんも。
こういう新旧入り混じった感じがとてもベトナムらしくて素敵でした。
ナイトマーケットは深夜までやっているそうなので、南国の開放的な雰囲気を味わいたい方はぜひ行ってみてくださいね!
おまけ★ハノイでお土産を買うならここ!
最後に、欲しいお土産がゲットできるおすすめスポットをご紹介します!
ドンスアン市場やナイトマーケットなど、お買い物スポットの情報も紹介してきましたが、正直どちらもものすごい人で、ゆっくりとお土産を吟味・・というのは難しいと思います。
そこでおすすめなのがこちらのスーパー。
水上人形劇場から歩いてすぐの好立地なので、観劇の後にでも寄ってみてください。
ベトナムと言えば!のフォーのインスタント麺や蓮の花ティーバッグ、ベトナムコーヒーなど、自分用にも贈り物にもうれしいお土産をゆっくり選ぶことができますよ。
コロナが終わったら旅に出よう!
いつ収束するかもわからないコロナウイルスの猛威に気がふさいでしまいがちですが、
冒頭でも言った通り、開けない夜はありません!
コロナが終わって、また好きな時に好きなところに行ける世の中が必ず戻ってきます!
その時には、是非ベトナムハノイもその候補地の一つに入れてみてくださいね♪