こどもと一緒に世界で学ぼう!

上海在住もうすぐ20年。上海人夫と日中英トリリンガル息子の3人家族です。海外親子留学や上海での日常を綴ります。

【オンライン授業】上海の学校はいつ開校する?!そして夏休みの危機?!【コロナ】


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新型コロナウイルスの猛威は日に日に深刻さを増しています。

つい3か月前は、「武漢でそんなウイルスが出ているらしいね」くらいの認識で、自分たちに関係があるとは微塵も思ってなかった。

つい1か月前は、感染者数・死者数が中国を超える国が出てくるなんて想像だにしなかった。

つい10日前は、志村けんが死んじゃってイギリスの首相がICUに入るほどの重体になるなんて、誰も信じなかった。

 

思ってもみなかったことがものすごいスピードで次々と起こっていき、世界がガラガラと変わっていきます。

これは、私が生まれて初めて体感する、地球規模の危機と言えるかもしれません。

本当に、コロナ前と後の世界が一変してしまうような、後世の教科書に載るレベルの出来事なのでしょう。

 

そんな中、中国は少しずつ日常を取り戻しつつあります。

ずっと休校だった学校も、省単位で開校するところが出てきました。

上海のお隣江蘇省では今日から小学校も開校したようです。

 

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しかし我が家が暮らす上海ではまだ開校の通知はなく、噂では「このまま夏休み(中国の夏休みは6月中旬から8月いっぱい)に突入して9月から開校」なんて話もあります・・・(遠い目)

 

でもまあ、こちらはオンライン授業がしっかりしているので、その点はありがたいのですが。

息子が通う学校は、学校がもともと運用していたプラットホーム(以前は殆ど使っていなくて、ID・PWすら忘れてしまっていたもの。ここにきてこういう活躍の仕方をするとは・・!!)に毎日授業のビデオがアップされ、それを自分のタイミングで視聴する、というスタイル。

 

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オンライン授業を受ける息子

 

ZOOMなどを使ってリアルタイムで授業をするところもあるようで、それに比べれば結構ゆるい感じです。

 

ちゃんと体育の授業や

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運動不足のお父ちゃんも駆り出される(笑)

 

サイエンスの実験の授業なんかもあります。

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ジップロックを使って「Water cycle」を再現する実験

 

ちなみに中国のローカル学校の生徒向けには、テレビ授業が行われています。

ネット環境が悪い地域やPCやタブレットがない家庭でも対応できる、素晴らしい対応!

公共の電波は本来こういうことのために使われるんじゃないでしょうか。

日本もEテレという「教育専門チャンネル」があるのだから、活用すればいいのになぁ。。

 

 

宿題提出や先生との連絡、また生徒同士のコミュニケーションなどはアプリがつかわれています。

1つは「Ding Talk」というアリババグループが開発した企業用のインスタントメッセンジャーアプリ。

これを使って宿題の提出や週1回のクラスMtg、チームMtgを行います。

 

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宿題の写真を撮って提出し、先生がチェックしてフィードバック

 

もう一つは「Seesaw」というアプリ。

アメリカの過半数の学校で採用され、全世界でも150以上の国で使用されている教育支援アプリです。

これは、外国人教師の教える教科(英語、理科、社会)の宿題提出や先生とのコミュニケーションに使われています。

(親としては統一してほしい^^;)

 

使い方は簡単。 ↓↓こんな感じで「Activity」のところに先生から課題がUPされ、

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課題をやったら「+Add」のところから提出します。

写真や動画、手書きなどいろいろな形式で提出可能です。

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しばらくすると、↓↓こんな感じで先生からコメントがもらえます。

再提出の指示があれば訂正して再提出。

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なおこのSeesawアプリ、ほかの人の提出状況も一目で見られるため、生徒のやる気と焦りを刺激してくれます(笑)

まあ、家の息子みたいに「まだ提出してない人がいるから大丈夫」なんて、間違った参考の仕方をする子もいるので一長一短なのですが^^;

 

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 ちなみに、オンライン授業になる前は、こんな感じで通常授業にSeesawが取り入れられていました。↓ ↓ ↓ ↓

www.shanghaimorikiyo.com

 

 こんな感じで、息子のオンライン授業も早2か月を迎えようとしています。

本当にいつになったら学校が再開されるのか・・

ずっと家にばかりいて、家族としかコミュニケーションできない、お友達と会えない、そんな状況が子供の心身に大きな影響を与えてしまうことが気がかりでなりません。

でも、春の陽気に誘われて、これまで我慢に我慢を重ねてきた中国の人たちも気が緩んできているのも事実。

そんなタイミングで学校が再開され、ウイルスからの自己防衛意識が低い子供たちが危険にさらされるのは怖すぎるし。。

まあ、今いくら悩んでも、学校が再開されない限りはとにかく今の生活を続けるしかないわけで。

できることをこつこつとやって、毎日を粛々とつつがなく過ごす。

これだけです。

 

しかし!!!!

実は今、私の心をざわつかせている問題がありまして・・・。それは、

 

「6月開校で夏休み返上」

 

といううわさ!!!!

「6月開校」はまあ仕方ないとして、「夏休み返上」!!!!

これはなんとか勘弁していただきたい~!!!!!!!!

 

と言いますのも、このブログのテーマであり本来の趣旨である「子供と一緒に世界で学ぼう」これをこの夏も実行しようと、だいぶ前からいろいろと画策してきたからなのです。

実は、今年の夏は息子と2人でNZに親子留学をもくろんでおります。

学校も決まり学費もすでに支払い、Airbnbで長期契約も済ませました。

 

なのに~!!!

夏休みがなくなってしまってはどうしようもないじゃないか・・( ;∀;)

いや、もう欠席になっても行ってしまおうか・・

しかし、それ以前に!

NZはロックダウンでNZパスポートか永住権保持者しか入国できない状況。

さらに、息子のパスポートの関係で日本経由でNZに向かう予定ですが、日本もご存知の通り・・・。

この2か月以上、夏のNZを心の支えに引きこもり生活を頑張ってきたというのに・・

中国がやっとトンネルを抜けかけたと思ったとたん、また新たな長くて暗いトンネルに突入してしまったような気分です・・涙

 

私と息子はこの夏NZに行けるのか・・?!?!

また進捗がありましたらおしらせしますね~。

 

もちろん、私のNZ行などのためではなく、全人類のために、コロナウイルスの一日も早い終息を心より願っております。