2022年末、20年以上に及ぶ上海生活に一端ピリオドを打ち、息子の中学受験のため本帰国した我が家。
大人になってからのほとんどの時間を上海で過ごしてきた私と、産まれてからほとんどの時間を上海で過ごしてきた夫と息子。そんな「ほぼほぼ上海人一家」が日本に移住、しかも中学受験に挑戦という大きすぎる決断をするに至った背景や、受験準備、引っ越しや移住手続きなど、怒濤の体験をシリーズでお届けいたします。
第5回目の今回は、22年間住んだ上海を離れ帰国した後の生活と、受験直前の対策についてお話しします。
帰国のタイミングとマンスリーマンション生活
帰国子女受験は学校によりますが、複数回行われる事が多く、11月から2月までの間に3回行われることが多いようです。
息子は当時上海の学校の6年生に在籍しており、ギリギリまで学校に通わせたかったので11月受験は諦め、12月に照準を絞りました。
息子が受ける予定の3校はいずれも12月受験は中旬に集中しており、準備や慣れの期間を考えて12月頭に帰国することに。帰国後は、東京近辺に拠点のない我が家はまずマンスリーマンションを借りることにしました。
マンスリーマンションの場所はいろいろ悩みましたが、受験校が都内であちこちに散らばっていたこともあり、東京に全く土地勘がないのでとりあえずどこに行くにも便利だろう、ということで渋谷に決定。結果的に受験にいくにも塾に行くにも便利でよかったのですが、やはりお値段はなかなかのもの・・。私たちが借りたときには、渋谷駅から徒歩7分ほどの1LDK（メゾネット）で40万円/月ほどでした。
でも、家具家電はもちろん食器や掃除道具、ゴミ袋やトイレットペーパー、ソープ類までそろっていて、本当にその日からすぐ日常生活が送れたのでとても便利でした。
帰国子女アカデミーオンラインクラスから対面クラスへの切替
帰国して2日目、初めて帰国子女アカデミー（KA）の対面授業に参加しました。コロナ禍ということもあり、このままオンラインを続けるか対面に切り替えるか悩みましたが、オンラインではライバルたちとリアルに触れあうことができずいまいち緊張感を持てなかったこともあり、ほんの数回でしたが対面に切り替えることにしました。
交通の便的に都立大校が良さそうだったのでそちらに事前にメールで問い合わせをしていたので対面授業1日目からスムーズに授業を受けることができました。
ただ、オンラインからの切替では、銀行引き落としの手続きなどが必要なので、初日は親も一緒に行く必要があります。
帰国してから受験まで、KAの授業は数回でしたが、他の受験生たちの真剣な雰囲気に息子も身が引き締まったようで、対面に切り替えてよかったなと思いました。
体調管理と生活のリズム
帰国してから受験までの10日あまり、一番気を遣ったのは体調管理です。
時はまだまだコロナ禍。ワクチンもまだ1回しか摂取出来ていなかった私と息子は、とにかく受験が終わるまではできる限りの外出を避けて、引きこもることにしました。
出かけることと言えばKAと私単独の買い出しくらい。3年ぶりの日本、行きたいところ、食べたいものたくさんありましたが、ぐっと我慢してできる限りのステイホームに徹しました。
また、もう一つ気をつけたのが生活のリズムです。
受験は7時半くらいから受付け、9時に開始するところがほとんど。場所によっては7時前に家を出る必要が出てきます。
試験開始の時間帯に一番頭が冴えるよう、6時半には起きて9時には寝る生活を実践しました。
試験前日の過ごし方
KAの授業以外はマンスリーマンションで過去問を解いたり読書をしたり面接の練習をしたりという生活を続け、迎えた試験前日。基本的にはこれまで通りに過ごしましたが、最後は神頼み、というか験担ぎ、ということで豚カツをテイクアウト！受験にカツ！！！と気合いを入れて早めに休みました。
（カツは重いので胃腸の弱い子は避けた方がよいかもしれません・・。うちは底なし胃袋なのでパワーがついてプラスに働いたようですｗ）
帰国子女受験シリーズ、今回は22年ぶりの本帰国から受験前夜までをお送りしました。
次回はいよいよ試験本番の様子をお届けしたいと思います。
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