皆さんこんにちは!
上海在住20年、マルチリンガルな息子の子育てに奔走するワーママライターの森村清香です。
突然ですが、皆さん占いはお好きですか?
私が暮らすここ中国は、占いの本場ですごい占い師がいっぱいいそうなイメージがあると思いますが、
実は中国国内では、表立って「占い師です!!」という人はほとんどおらず、占いの館も道端の占いブースも見かけません。
これはキョーサント―の政策と関係があるようなのですが、怖いのでこの辺りは触れません!
でも中国で占いが行われていないわけではなく、実業家や芸能人、党のお偉いさんなんかも実はこっそり占いに頼っているといううわさを聞いたことがあります。
この辺は日本とおなじですね。
表立って宣伝ができないため、占い師の存在は主に口コミで広がっていきます。
「~の紹介」というのがないとなかなか占い師にたどり着けないのです。
今日は、私が人生に迷いまくっていた時期に、たまたま友達の紹介で占い師にたどり着き、占ってもらった時のことを書きたいと思います。
予約の取れない占い師さん
私は今年の頭に長年勤めた会社を退職したのですが、その後の身の振り方についてとても迷っていました。
すぐに転職することも考えていたのですが、(ありがたいことにすでに「うちに来ない?」と言ってくださる会社がいくつかあった)
「仕事を大義名分にして、本当に大事なことから逃げている」
今の状態をまた繰り返すだけだとわかっていました。
でも、だからと言って専業主婦や起業、というのも、
今までサラリーマンしかしてこなかった自分にできるか自信が持てず・・。
「自然体で継続安定収入を得る方法」なんて言う怪しいワークショップに参加してみたり、自己開発系のメルマガに登録してみたり、それはそれは迷走しまくっていました。
そんなとき、ある友達が最近占いにい行ったと!しかも、怖いほど当たってたと!!
これはもう、私も見てもらうしかない!と、すぐにWechat*1のIDを教えてもらってコンタクトを取りました。
算命(中国語で占いの意味)金大師とのファーストコンタクトはこんな感じ。↓
占い師というくらいだから、変わった人なんじゃないか、気難しい人だったらどうしよう、、とちょっとビビっていましたが、絵文字も使われなかなかの友好ムード!
「スケジュール調整して連絡するね!」の言葉を信じて待つことにしました。・・・が!
数日たっても音沙汰なし!
将来のことを決めあぐねて悩ましい日々を送っていた私は一日でも早く占ってほしくて、
5日後とうとう自分から探りを入れてみました。すると・・
またしても「また連絡するから」と肩透かし・・
ただ、今回は「今週土曜日に連絡する」と日にち指定してくれているので若干安心感はあります。
素直に土曜日まで待ちました。が。
連絡はきませんでした😂
ガッつきすぎても・・と思ったのでもう少し待ちましたが、
月曜日まで待っても連絡がなかったので、結局またしても私から連絡。
すると、私の熱意が通じて、やっと日時場所の指定をしてくれました!・・ところが・・
指定された日時、どうしても外せない用事が入っていた。。なんてこと!せっかく金大師が時間を空けてくれたのに!
でも次の日に変えてもらえて、ほっ・・。
やっとこさ予約完了!ファーストコンタクトから約2週間たってました😅
予約の取りにくさの分だけ期待が膨らみます!!
みなぎるオーラ!金大師はこんな人
占い当日。
あれほどがっついてやっと予約までこぎつけた上に、自分の都合で日時変更までしたというのに。
・・やってしまいました。遅刻!!
間に合わないことが確定した時点で金大師に連絡を入れたところ・・・
さすが予約の取れない人気占い師。
私の後にも予定が入っているようで、危うくキャンセルになりそうでしたが・・・
全力ダッシュで駆けつけ、何とかぎりぎりセーフ。
息を切らせながら指定された喫茶店に飛び込むと、そこは薄暗く静かで、なんとも占いにぴったりな雰囲気。
友人も同じ場所でやってもらったと言っていたので、きっとここが金大師のお気に入りの場所なのでしょう。
店の奥に進んでいくと、こちらに背を向けて座っている大柄な男性、この人だと直感しました。
なんというか、後ろ姿でもにじみ出るオーラ。
私に気づくとにっこりと笑って席を促してくれました。
ノーカラーのネイビーのシャツにコットンパンツ。腕にはものすごく高そうな時計。
恰幅が良くがっちりしていて、お肌はつやつやてかてか健康そう。
この人なら私を悩みから救ってくれそうだ・・金大師に全幅の信頼を感じながら、早速占いが始まりました。
いきなり「んん・・・・?!」な滑り出し
金大師の占いは生年月日を使うタイプ。
私の生年月日から何やらいろいろと計算しています。
時折分厚くて年季の入った本も参考にしながらたくさんの数字を書きなぐってい行きました。
そしていよいよ占い開始。
まずは金大師が思いついたことをランダムに話していくことに。
期待の第一声は・・・
1.兄弟はあなたを助けられない。自立しなさい。歯と関節と胃腸に気をつけなさい。
思いもよらぬ角度から攻めてくるな(笑)
兄弟は仲がいいほうだけど、別に今まで頼ろうとかそういうのは思ったことがなかったし・・
第一声がこれって、私の生年月日にはそんなに「兄弟に依存する相」「関節と胃腸が弱い相」が出ているのでしょうか。(笑)
正直そんなにぴんと来ず、「はぁ、気を付けます」と気の抜けたリアクションしかできませんでした。
いやまだ占いは始まったばかり。これからきっと素晴らしいアドバイスがもらえるはず!
期待して次の言葉を待ちました。
2、父親を克服すること。(転倒に注意)
うーん。。。なんというか、転倒もなにも・・・・
うちの父15年以上前に亡くなっているんですよね😅
父を克服っていうのも、まあ結構破天荒な父でしたから、昔は複雑な思いを持っていたこともありましたが、
亡くなってずいぶん経つし私も子供も生まれて新しい家庭があるし、
特に父のことでわだかまりとかないし・・・。
またしても、的外れ的なアドバイスにちょっと「あれ?金大師、大丈夫?」と不安になってきました・・。
次に語られたのは運気の話。
なんでも、2015年から占いをした2018年11月までは運気が悪かったそうです。
不運期結構長いな(笑)
しかも特に婚姻運が悪く、2019年2月6日以降になってやっと上向きになる。
そして婚姻運好調期は2019年7月6日まで続くと。
不運期に比べ好調期短すぎないか(笑)
しかも日にちまで指定されると、2019年の7月6日に何が起こるのか不安になるじゃないですか!
(結論から言うと、特に何もなかった(笑))
ちょっと、「あー、この占い、失敗かも・・」感が私の中で少しずつ首をもたげてきたのですが、この後テンションが上がることを立て続けに言ってもらえたのです。
2019年から2024年まで財運好調⤴、2025年、26年は主人の運気好調⤴、2024年から27年は仕事も家庭も好調⤴、ノートにはアゲアゲマークが乱れ咲き!!
唯一2028年、29年は投資はだめ⤵とサゲマーク入りましたが、
最後にはなんと、2030年から40年最高⤴⤴⤴
10年間もアゲアゲの最高が続くらしい!(笑)
ここでいったんこのセクションはおわり。
次は過去をさかのぼって自分を見つめなおすことに。
そこで金大師はすごい実力をわたしに見せつけるのです!
暴かれる、私の過去!
91年以降の私の運勢を話してくれたのですが。
これがかなりの部分で私の過去に一致していたのでびっくりしました。
・91年から93年は家庭運が悪い⇒父の事業が傾き始めたのがこのころ
・94年環境が変わる⇒父の会社が倒産、両親の離婚、引っ越し
・2000年環境が変わる⇒大学院進学
・03年環境が変わる⇒仕事のため上海へ本格移住
まあ、「ん?」っていう部分もあるのですが、これだけ一致するってすごいなあと・・。
金大師、もしかしてかなり凄腕なのかも!
さっきの「アゲアゲ未来予想」もにわかに信ぴょう性が高くなってきました(笑)
一番聞きたかった、お仕事の話。
最後に、特に聞きたいことについて話してくださることに。
私はもちろん、仕事のこと。
これからどういう方向性でやっていくのが良いのかアドバイスを求めました。
・家庭に入るよりも働いたほうが良い
・2022年まではサラリーマンを続けたほうが良い
・2022年以降は起業してもよい
ざっくり、こんな感じのアドバイス。
これを聞いて私は正直ほっとしました。
サラリーマンを続けることは、私にとって一番ハードルの低い選択肢で、
だからこそそれを選ぶのが「逃げ」につながる気がしていたのです。
でもこれで「金大師のアドバイス」という大義名分を得て、胸を張ってサラリーマンを続けられる(笑)
まあ、それ自体が結局逃げだという気もするのですが、
焦らず無理せず、出来ることをやりながら、ちょっとずつ前進していけばいいや。
そう思うと、焦りと不安でいっぱいだった心がふわっと軽くなった気がしました。
当たるも八卦当たらぬも八卦。
もしかしたらただのインチキかもしれないけど(笑)
でも弱った心に元気を与えたり、ちょっと背中を押したりする不思議な力が、占いにはある。気がします。
まあ、開運のアドバイスが「ベランダに緑を置くこと」っていうのは、あまりにも安易すぎるだと、と思いましたが(笑)
でも、また何かに悩んだら金大師に占ってもらうと思います。
なんだか占い師というよりカウンセラーみたいですね^^;
それではまた!
*1:中国版Lineのようなチャットアプリ