こどもと一緒に世界で学ぼう!

上海在住もうすぐ20年。上海人夫と日中英トリリンガル息子の3人家族です。海外親子留学や上海での日常を綴ります。

【コロナウイルス】上海はほんの少しですが日常が戻る兆しが見え始めています【COVIT19】


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本日上海は気温20℃のぽかぽかお天気

コロナによる工場営業停止のおかげで劇的に回復した空気も手伝って、真っ青な空の下新緑や色とりどりの花がまぶしい、全くのピクニック日和でした。

普段なら陽気に誘われてお弁当もって公園へ行ってしまうところですが、何せこちらは引きこもりの身。

最近では朝起きて天気がよいほど気分が滅入るというとても鬱屈した精神状態になっております・・。

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親戚が行ってきた森林公園の様子。春満開・・・

 

でも!!終息への兆しは確実に見え始めています!

3月14日からは、封鎖されている上海市内の博物館や公園が一部開放されました。

ただ、入場者数は上限がもうけられ、事前にインターネットで申し込みをした人しか入場することができません。

我が家は、本日日曜日に森林公園に行こうと昨夜インターネットで申し込みを試みましたが、すでに上限に達しており行くことはかないませんでした(^_^;)

でも、はじめはちゃんと制限をつけて様子を見ながら制限を緩めていくというやり方は安心感があり、いきなり全面開放するよりも好感が持てました。

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入場制限のおかげで人はまばらでゆっくり散歩できたそうです。

 

そして感染者数も、上海ではここ数週間0~1桁をキープしており、しかもここ数日はすべて海外からの「輸入症例」(境外回国人员输入病例)です。

発生源の湖北省でさえ、新たな感染者数は2桁台に収まり、輸入症例が国内の感染者を上回っている状況。

つまり、中国国内での感染拡大についてはある程度食い止めに成功したけれど、この段階になって水際対策に力を入れなければいけない状況になっているのです。

 

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このサイトで感染者数を確認するのが日課になってます・・

gisanddata.maps.arcgis.com

 

日本や韓国、イタリアなど指定地域から上海に戻った人は国籍にかかわらず2週間の隔離を強制されます。

日本みたいに「外出は控えてくださいね」なんて生ぬるいものではなく、空港に着いた段階からこれらの地域からの入国者は別レーンで手続きを受け、上海市内に自宅がある人は自宅で、ない人は市政府が提供する隔離施設(ホテル)で2週間隔離されます。

空港からの移動もタクシーや公共交通機関の使用は禁止で、市政府の手配するバスで自宅もしくは隔離施設まで送ってもらえます。

その後も医者と衛生局の人が毎日2回検温と検診に自宅や隔離施設の部屋を訪れるという徹底ぶり。

家から一歩も出られないため、ゴミ捨てやネットスーパーの買い物はマンションのボランティアなどが行っているそうです。

これ、感染が確定していない人でも指定地域から来た人全員に行うんですよ・・。

陽性が確定したのに飲み屋でウイルスまき散らすようなアホなまねは間違ってもできないというわけです^^;

そりゃ、中国にとってみたら、経済や子供の教育やいろんなものを犠牲にしてやっとここまで感染を抑えられたのに、ここに来て海外からの感染者で蒸し返されちゃたまりませんものね。

 

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上海に戻ってきた人だけでなく、滞在する外国人は全員このサイトで状況を登録するよう突然お達しがありました・・



中国がここまで感染を押さえ込めたのには、もちろん中国特有の政治体制も関係していると思います。

というか、普通の国で「非常事態宣言」でも出さない限りこんな強制的な隔離は無理ですよね。

民主主義の国々で感染が拡大している中で、中国方式の強制的な統制をどれだけ取り入れられるのか、もしくは市民の意識良心に委ねることでも解決が可能なのか。

我々は人類至上まれに見る壮大な実験の場に立ち会うことになるのかもしれません。

 

・・・と、また話が大きくなってしまいましたが、とにかく、早く日常にもどりた~~~~~~い!!という一言に尽きます。

騒動が収まった暁には、ママともたちとなじみの居酒屋に集結し、虎舞竜の「ロード」を熱唱しようと約束している筆者なのでした。

「なんでもないようなことが~、幸せだったとおもう~~~♪涙」

涙の大合唱になること間違いありません・・笑