こどもと一緒に世界で学ぼう!

上海在住もうすぐ20年。上海人夫と日中英トリリンガル息子の3人家族です。海外親子留学や上海での日常を綴ります。

四十路女初ヨーロッパで一人旅!【シャモニー編②】


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コロナ禍で世界旅行が手の届かないところにいってしまった世の中を、妄想旅行で切り抜けるお手伝いをしたいと始めた「四十路女初ヨーロッパで一人旅!!」シリーズ。

今回はシャモニー編②。シャモニーのハイライト、あの名山モンブランを眼前で拝んじゃいます!
 
私が四十路にして初めて訪れるヨーロッパで、無謀にも一人旅に挑戦することになった経緯などこちら!↓ 

www.shanghaimorikiyo.com

 

 熱々のキッシュとコーヒー。至福の朝ごはん

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シャモニーの朝は美しい
シャモニー2日目。朝日に輝く4000m級の山々が本当に神々しい・・。
今日はシャモニー観光のハイライトとも言えるエギーユデュミディ展望台へ!
シャモニーに来たらここだけは行っておけ!というようなメインスポットなのでとても人気があり、朝早くからたくさんの人が並んでいると聞いていたので、朝一で並んでオープンを待つぞ!!と意気込み。
・・でもその前に、朝ごはん!
前日ホテル周辺を散歩していた時めちゃめちゃおいしそうなパン屋さんを見つけていたのです。

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熱々のキッシュとコーヒ。正しすぎる選択!

ほうれん草とチーズのキッシュ。焼きたて熱々!!!

テイクアウトにしたけど、待ちきれず結局お店の前のテーブルで平らげてしまう(笑)

朝から幸せ~!!!

 

 

 

エギーユデュミディ展望台へはロープウェイで行こう!

おいしいキッシュと香ばしいコーヒーにお腹も心も満たされて、いざ本日の目的地エギーユデュミディ展望台へ!
 
エギーユデュミディとは「正午の時計の針」という意味で、正午になると太陽がその頂きに座っているように見えることからこの名がつけられたとか。標高は3,842mで、その3,777mの地点に展望台が設置されており、そこまでロープウェイで登ることができます。

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エギーユデュミディ展望台行きロープウェイ乗り場
私が行ったときはハイシーズンで朝6:30くらいからロープウェイが運行されていました。
朝一でいくぞ!と意気込んでいたものの、キッシュをのんびり味わったり、ロンドンでサマースクール中の息子と電話で話したりしていたため、ロープウェイ乗り場に到着したのは7:30すぎ。
とはいえまだまだ早朝。そんなに人もいないだろうと思っていましたが・・

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ロープウェイ乗り場7:30ですでにこの行列。
 もうすでにかなりの人が並んでいました・・。
チケットを買って列に並ぶと、自分が乗るロープウェイの番号札が渡されます。

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エギーユデュミディロープウェイの番号札

入口には電光掲示板があって、自分の乗る予定のロープウェイがどんな状態かわかります。

なので、本来は別にずっと並ぶ必要はなかったのでしょうが、みんな番号札を受け取った後も並んでいるので、私もなんとなくそのまま並びました。

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エギーユデュミディロープウェイ乗り場の電光掲示板

20分くらい待つと、私が乗るロープウェイのゴンドラが到着しました。

70人乗りの大型で、ハイシーズンなので定員ぎりぎりまで乗るため結構ぎゅうぎゅう。

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エギーユデュミディロープウェイは70人乗りの大型ゴンドラ
ロープウェイはどんどん行動をあげ、8分ほどで一気に標高2000mほどの中間点へ。
ここで一度乗り換え、そこから一気に3,777mの展望台へ向かいます!

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どんどん高度を上げるロープウェイ。
ロープウェイを乗り換えたらそこからは頂上まで一直線!
まるで山肌を垂直に持ち上げられるような角度でロープウェイはどんどん登っていきます。

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山肌をなぞるように急こう配で登るロープウェイ。

ゴンドラを降りるとそこは白銀の世界

ほんの数分で3,777mの展望台駅へ到着!
ロープウェイを降りるといきなり氷点下の寒さ!
そして目の前に広がる真っ白で幻想的な山々。

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エギーユデュミディ展望台
たくさんの観光客がいてうるさいはずなのに、なぜかしんとした無音の世界、という印象でした。雪が音を吸収するからかな、、

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静寂に包まれる白銀の世界

避暑地とはいえ日中は汗ばむ気温の下界からたった数分で、富士山よりも高い白銀の世界にやってきてしまったのがなんとも不思議な感覚です。

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雪のトンネル

ここからの眺めもすでにかなりの絶景なのですが、頂上までエレベーターで昇ることができます!

こんな高いところにロープウェイだのエレベーターだのつくってしまうって本当にすごい・・。

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ロケットのように突き刺さっているのが山頂の展望台

例えば、日本で富士山にロープウェイを設置したり、山頂にエレベーター付けるなんて計画がでたら、批判の嵐で秒速却下されるでしょう。

山に対する想いとか、観光のスタイルの違いなのかなぁ・・・。

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山頂からみた3,777mの展望台。まるで要塞のよう。

まあでも、私としてはロープウェイとエレベーターがなければ一生エギーユデュミディ山頂に来ることも、その絶景を見ることもできなかっただろうから、設置してくれて本当にありがとう!!という気持ちです。

 

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山頂展望台はエギーユデュミディの標高と同じ高さ!

標高3842mからみるアルプスの山々は、地上で見上げるのとはまたべつの美しさで、気づくと息をすることも忘れていました。

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山頂展望台からの眺めはまさに神々しいの一言!

私はそれまで山登りの経験などほぼ皆無で、山に特別興味や思い入れがあったわけではなかったけど、この光景を生きているうちに見ることができて本当に本当に幸せだと感じました。息子にもいつかこの光景を見せてあげたいな。

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青すぎて少し黒い空と切り立つ山々の黒いシルエット、そして白銀の雪が織りなすコントラスト

山頂展望台は、そこからの息をのむ美しい眺めはもちろん、もう一つ特筆すべき場所があります。
それは「空中への一歩」というガラス張りの展望台。

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エギーユデュミディ「空中への第一歩」

4000m近い高さから守ってくれるのは足元のガラス1枚のみ!

その心理的効果と、もちろん抜群の視覚的効果が相まって、かなりスリリングな体験ができます(笑)

写真を撮るためには行列に並ばないといけませんが、せっかくなので私も並んでみました。

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並んでいるときからすでに足がすくむ・・!
30分くらい並んでやっと私の順番に。
係の人にケータイを渡すと写真を撮ってくれます。(無料)
ガラスにのる瞬間足がすくんでへっぴりごしになってしまったw

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色々なポーズを要求されるが、照れと恐怖で微妙な出来(笑)
係の人がいろいろポーズを付けてくれるのですが、どの写真の表情もポーズも微妙でした(笑)
 

まさに動く展望台!パノラミックモンブラン

せっかくここまで来たのでイタリア国境のエルブロンネピークにつながるロープウェイにも乗ることに。

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エギーユデュミディとエルブロンネピークをつなぐロープウェイ
イタリア国境まで行けるということは、今回の旅では行けないイタリアもこの目で見ることができるだろうというという期待とともにロープウェイ乗り場へ。
係員のおにいさんにケータイを出すようにいわれて、なにかチェックするのかな、と素直に渡したところ、いきなりのツーショット自撮りw

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日本語でのナンパが異常に上手だったイタリア人(推定)のおにいさん(笑)

そして「コノアトオチャシマセンカ」と日本語でナンパされる(笑)
さすがはイタリア!!(まだフランスだけどw)
ラテン系のおにいさんのお世辞に気を良くしつつ「オチャシマセン。ゴメンネ。」と丁重にお断りしてゴンドラへ乗車したのでした(笑)

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パノラミックモンブラン。乗車の間ずっと絶景が続く
パノラミックモンブランと名付けられたこのロープウェイはまさに動く展望台!
目の前に迫るモンブランは迫力満点!
さらに高所恐怖症の私にはスリルも満点(;^ω^)

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私とモンブランinパノラミックモンブラン
乗ってから「あ、これ、無理かも、、」と思ったけど後の祭りw
4人乗りの小さなロープウェイに一人で乗ったのですが、常に手すりにつかまり、降りるときには手が汗だくでした💦

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万一の時?のために準備したチョコレート(笑)

でも眼下に広がる絶景はまさに動く展望台にふさわしい素晴らしい物でした。

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軍行かな?登山者がありの行列のよう。

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眼前に迫りくる切り立つ山々。
 
30分ほどの乗車でエルブロンネピーク展望台に到着。
イタリア国境というだけあって、イタリア軍の方々がたくさん。
訓練か何かでしょうか。

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エルブンロンネピーク展望台で見たイタリア兵たち
展望台からの眺めは素晴らしく、はるか遠くに今来たエギーユデュミディ展望台も見えます。

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エルブンロンネピークからみるエギーユデュミディ
またその逆側には眼下に広がるイタリアの村を見ることができました。
今回イタリアに行くことはできなかったかけど、「見る」ことはできて得した気分(笑)

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エルブンロンネピークから見るイタリアの村。

 

 

具沢山のオムレツとビールで更けるシャモニーの夜

エルブンロンネピーク展望台からの眺めを存分に堪能してエギーユデュミディにもどり、ロープウェイで麓のシャモニーに戻ったのは夕方近く。
思えば、朝ごはんの後チョコレートくらいしか食べていないことに気づいて急にお腹が減ってきたので、早いけど夕食にすることに。
前日から狙っていた卵専門料理のレストランに行きました。

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オムレツの専門店。具だくさんでおいしかった!
チーズとトマトとソーセージがゴロゴロ入った具沢山オムレツに、これまたボリューミーなポテト。
昼抜きの胃袋に染み渡るおいしさです!
そしてお供はもちろんおビール!

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ベルギービールAffligem
体に染み渡る優しいオムレツとベルギービールの心地よい苦み。
登山(ロープウェイだけどw)の疲れを芯から癒してくれるようでした!
翌日は今回のひとり旅最大の難関、シャモニーからストラスブールまで途中スイスを通りながらの列車の旅です。
 

 リヨンからシャモニーへ移動!シャモニー一日目はこちら↓

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 360度すべてが美しい街、リヨンの観光編はこちら↓

 

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